最近日課になってしまっている、朝の贅沢なひととき、
今日のお茶は岩茶の石観音です。

石観音

岩茶ももちろん中国のお茶ですが、普通の中国茶とは区別されています。
それは、今は世界遺産にも登録されている「武夷山」の岩肌に生息する茶樹から採れるお茶だからです。

武夷山の話は簡単にまとめるには少しもったいないくらい神秘の山で、そこで育つ岩茶もとても奥深く、嗜好品とされてるお茶と言うより、もう少し薬草的植物に近い葉っぱから作るお茶という感じがしてならないお茶です。

岩茶にも覚えきれないほどの種類があるのですが、どの岩茶を飲んでも、飲んだ瞬間ポッとお腹が温かくなったなぁっと感じた次の瞬間に、全身に温かいものが駆け巡る感じがして、顔もポカポカしてくるのです。

この岩茶の石観音は、ずしんと重心がしっかりとした味わいで、岩茶特有の岩韻が口や鼻にフワッと広がり、後には甘い香りがずっと長く残ります。
そして全身が緩んで、力の入った身体をほぐしてくれるような感じがします。

もっと敏感に研ぎ澄まして岩茶を感じれたら、本当のすばらしさをもっと分かることができるんだろうけど、今の私はただただ「美味しいー♪」「ポカポカするー」ってだけでもう舞い上がるほど嬉しくて安らげるお茶です。

今日もこの武夷岩茶を大切に育て守り貫いて、伝えてこられた方々に心から感謝~のひとときを過ごしました♪