秋の衣替えの季節ですね。
衣替えをする時にでる困った悩み事、トップ3といえば
- 黄ばみとニオイ
- 虫食い
- しわ
この3つですね。
夏に出番の多い”白い衣服”ですが、ちゃんと洗ってしまったのに、次のシーズンに着ようと出してみたら“黄ばみ”ができていた。。。
これ、男性の白いTシャツなんかにもけっこうあるあるのこと思うんですが。。。
さらに、変なニオイが染み付いてしまっていた。。。なんてことも。。
どうしてちゃんと洗剤を使って洗ったのに、黄ばんだり、ニオイがでたりしてしまうんでしょう?
そんなお悩みを解決する方法が”あさイチ“の「スゴ技Q」で紹介れていたので、まとめておきたいと思います。
ここでは上の3つのお悩みの中の1つ黄ばみとニオイについてまとめています。
黄ばみの原因は何?
ちゃんと洗剤で洗ってからしまっていたのに、翌年出してみると黄ばんでいる。。。
この黄ばみの原因は、皮脂やたんぱく質にあるんだそうです。
※たんぱく質は汗にふくまれている成分です。
普段通りに洗剤を使って洗っておいたというこの白いTシャツに、汚れに反応する薬品を霧吹きで吹きかけます。
この薬品は汚れと反応し、アイロンをかけて熱を加えると紫色に変色するというもの。
やってみたら。。。
なんとこんなにも紫色が!
私たちがよく汗のかく、首周りとワキ周りが一番ムラサキになっています。
つまり、目に見えない汚れがまだ残っているということです。
ちょっと衝撃ですよね。
だって、普通にちゃんと洗剤を入れて洗濯機で洗ったものなのに。。。
これは、皮脂とたんぱく質という汚れの性質に原因が。。。
皮脂とたんぱく質はどちらも水に溶けない性質で、普通に洗剤で洗ってもなかなか落ちない汚れなんだそうです。
しかも見えないので、気づかずに衣替えをしてしまうのも仕方がない話です。
でも皮脂やたんぱく質の汚れは空気中の酸素に触れて酸化が進んでしまうことで黄ばみになるんです。
黄ばみにならない方法
黄ばみになる原因はわかりましたが、ではどうしたら黄ばみを防ぐことができるんでしょう?
黄ばみを防ぐポイントは2つ!
- 洗剤の選び方
- 洗い方
この2つです。
それぞれポイントまとめたいと思います。
《洗剤の選び方》
重要なのは酵素が入っていること。
酵素がたんぱく質や皮脂の見えない汚れをを分解してくれるからです。
そして弱アルカリ性であること。
これもたんぱく質や皮脂を溶かしてくれるからです。
黄ばみを防ぐ洗い方
ポイントは”酵素”にうまくしっかり働いてもらうことです。
そのためには1時間のつけ置きが大切になるんだそうです。
酵素が最大限に働いてくれるピークは1時間です。
その後、働きは弱まってしまうので、1時間つけ置きして働いてもらいます。
ちなみに、酵素が一番よく働いてくれるのは40度のぬるま湯です。
落とし穴は「2度洗い」。
2度洗いしたら1度洗いよりも落ちそうなイメージがありますが、いくら酵素入り洗剤で2度洗いなどをしても酵素の力を最大限引き出せていないので、汚れは落としきれないかもしれないそうですよ。
黄ばみを防ぐ洗い方手順
洗濯機に衣類を入れて、酵素入り弱アルカリ性の洗剤を入れて、スタート!
→水が溜まって「洗い」が始まったら、一時停止ボタンを押してストップ!
この状態で1時間つけ置きします。
※洗濯機によっては「つけ置き洗い」モードがあるので、1時間つけ置けるならそのモードを使用してもOK。
※この時、40度のぬるま湯を使うことで酵素の力はより発揮できます。
→1時間たったら、普通に洗濯の続きを行います。
※注意!
- 「水洗い不可」のものはつけ置きNG。
- お風呂の残り湯は使わない→温度は良い感じなんですが、皮脂が混じっているから。。。
- ポリエステル、ナイロンは水で1時間つけ置き。ぬるま湯はNG。
つけ置き洗いは毎回やるにはけっこう手間がかかってしまいますので、目安として月に1回程度やることをおススメ。
後は、衣替えの前にしっかりやりことで、黄ばみや色あせも防げるので、衣服が長持ちします。
黄ばみを防ぐ洗い方を忠実に行った結果
黄ばみを防ぐ洗い方を行ってから、もう一度、汚れに反応する薬品を使って、どれくらい汚れが取れたのかを検証。
すると、ほぼ汚れは取れていたので、紫色に変色することはありませんでした。
一度黄ばんでしまった衣服の対処法
一度黄ばんでしまった衣服も「つけ置き」をすると良いようです。
ポイントは、酵素入りの弱アルカリ性の洗剤を入れて、漂白剤も一緒に入れます。
より、黄ばみが落ちやすくなります。
※漂白剤は酸素系タイプのものなら色柄系の衣類にも使えます。
洗剤+漂白剤
この方法で落とせる汚れもあるけれど、なかなか落ちないことも多いようです。
なので、基本的には黄ばんでしまう前に対策をしておく方が良いとのこと。
合成洗剤は使わない場合
液体洗濯石鹸を使用している場合はどうしても、合成洗剤よりも、成分的に黄ばみやすいかと思います。
それを防止するには、最後にクエン酸を少し入れると黄ばみにくくなるそうです。
洗濯の柔軟剤を入れるところに、クエン酸を少し溶かしたものを入れておくか、「すすぎ」の後にクエン酸を直接入れます。
ニオイの元は皮脂が原因
しまっておいた衣服が変なニオイがしてしまって困るというお悩みも多いようです。
どうして変なニオイが染み付いてしまうのか?
これもどうやら犯人は皮脂なんだそうです。
皮脂が落とせていない状態で衣服をしまってしまうと、なんとあの加齢臭の原因として知られているノネナールなども検出されているそうです。
しかも、中高年の男性の衣服からだけなく、女性の衣服からも検出されているそうなので、人事ではないのです。
なので、対策は黄ばみ対策と同じく、1時間つけ置き洗いをしっかり行うことです。
つけ置き洗いで、黄ばみの元、ニオイの元、両方を落としてしまうことが大切!!
衣替えの前にやっておくべきことまとめ
今は良い洗剤がいっぱいあるし、洗濯機もそこそこの値段のもの使っているし、汚れなんてしっかり洗ってくれているはず!
なんて、漠然と思ってましたが、洗濯機や洗剤を過信してはダメですね。
見えない汚れが残っているんです。
- 黄ばみの原因は皮脂と汗に含まれるたんぱく質が酸化したもの。
- 黄ばみを対策するには洗剤は酵素入りで弱アルカリ性のタイプのものを選ぶ。(できたら粉末タイプのもの)
- 40度ぐらいのぬるま湯につけ置きを1時間して、酵素の力を最大限引き出して働いてもらう。
- 上記のようなつけ置きすることで嫌なニオイも防ぐことができる。
- 液体洗剤石鹸を使用している場合は、すすぎの後にクエン酸を入れると黄ばみが防げる。