京都の高級和菓子屋さん、『宝泉堂(ほうせんどう)』のカフェスタイルになっている『 茶寮 宝泉 (ほうせん)』に先日行ってきました。

下鴨神社から北山の方に向かって、住宅街にちょこっと入ったところに和菓子の販売をしている『宝泉堂』があります。
『 茶寮 宝泉 』は、その先さらに住宅街の奥に入ったところにありました。
近所ではない限り、通りすがりで見つけれるような場所ではなく、調べておかないと決して行く機会はないだろうなと思いました。

京都の和菓子屋 茶寮 宝泉

お店構えはという、まるで高級料亭のような雰囲気漂う落着いた風情。。。
「え!こんな普段着で入っちゃって良いの?!」と内心縮こまりながら店内に入ったんですが、中に入れば、たくさんのウェイティングのお客さんがいて、普通の格好でおられたので、「ほっ・・・」と安心。

少し待ちましたが、店内で座って落ち着いて待つようにしてくれているので、全く苦ではなかったです。
和菓子の販売もされているので、お土産を物色したりしながら待つこともできます。

しばらくして、席に案内され、お茶が運ばれてきました。
とても暑い日だったので、この1杯のお茶がすっごく美味しかったです!また美味しいお茶だったんです。

京都の和菓子屋 茶寮 宝泉

ホッと一息つくと、目に入るステキなステキなお庭!とても手が行き届いた立派なお庭です。
お庭の緑が優しい光に包まれていて、普通私はこんな席では緊張しがちですが、宝泉はなぜか落ち着きました。
自然の癒しパワーはスゴイですね。

そして、私が食べたのはやっぱりコレです。


宝泉(ほうせん)と言えば、本わらび餅が有名です。

京都の和菓子屋 茶寮 宝泉

これ、影で暗くなってしまって何がどうなってるのか分かりにくいかも知れませんが、実際に見ても黒くて何だろう?って感じでした(笑)
これが精製されていない100%のわらび粉で作った本わらび餅の本当の姿なんです。

京都の和菓子屋 茶寮 宝泉

原材料はその本わらび粉と少しお砂糖を混ぜるだけだそうです。
作り置き一切なしで、注文が入ってから15分かけてその場作るのだそうです。
これだけ行列が出来ていたら作り置きしたいだろうなぁ・・・京のプロ根性というか、職人魂はスゴイですね。

少々お値段高いように感じるけど、それだけの価値は十分あると思います。
お庭の眺めステキですしね。

黒蜜が付いてくるのですが、1個目は何もつけずにそのままの味を楽しみました。
もっちもちの弾力のある歯ごたえで、舌触りがとても滑らか!優しい甘さで見た目通り繊細な味です。

黒蜜をかけてもいただきましたが、黒蜜もべっとりしたものではなく、サラッとした感じで自然の優しい甘さでした。
なのでわらび餅のほんのりとした甘さを消してしまわず相乗効果を感じました!

京都らしい、繊細な和菓子を楽しみたいな~って方には超オススメのお菓子です。
かなり歩き疲れていたのですが、宝泉でかなり寛いで一息つくことができ、リセットできたのか、その後またあちこちとブラブラすることができました。

今回はこのわらび餅と、抹茶(冷)しか頂いてないのですが、今年の5月から『申餅(さるもち)』という和菓子が販売しているそうです。
申餅(さるもち)は、140年前にあった和菓子で、下鴨神社の名物だったんだそうです。

宮司さんの間で口伝えで伝えられていたお菓子だったらしいですが、それを復元させようと持ちかけけられて、聞いた話だけを頼りに、宝泉の店主が作ったのだそうです。

それが、今日TVで紹介されていて、とても美味しそうだったので、これを買って帰れば良かったな。。。ちょっぴり後悔です。
『宝泉堂(ほうせんどう)』でお持ち帰りできるそうですよ^^

【宝泉 店舗情報】
店名:京下鴨 宝泉
住所: 京都市左京区下鴨膳部町21
営業時間:午前10時~午後5時(L.O.午後4時45分)
定休日:水・木(祝日の場合、翌平日休み)
公式HPはこちらです→宝泉
ネットショップもあります!