鰆ってスーパーではほとんど切り身しか見たことありません。実際どんな形なのか調べるまで知りませんでした^^;
体が細長い魚なんですねぇ。

そして「鰆」って漢字の通り、「春を代表する魚」って思ってました。もちろん鯛と並ぶくらい春を代表する魚ではあります。でも5~6月にかけて旬と言われてるのは関西の方で、関東や駿河湾、西伊豆方面では12月以降の冬が旬らしいのです。「寒サワラ」と呼ぶらしいのです。

もともと鰆の名前は細長い体の特徴から、「狭腹(さはら)」、「腹が狭い」って意味から名付けられ、後に、春に一番脂がのり美味しくなることから「鰆」と書くようになったようです。

鰆は魚の平均的な栄養の良質なタンパク質、脂質はもちろん含まれていて、特徴はカリウムが多いことです。

  • 鰆の100g中に含まれるカリウムの量は490mg
  • にんじん100g中は400mg
  • ニラの100g中は450g

カリウムの代表食品のにんじんやニラに比べても負けてないですね。
カリウムの働きは体内の余分なナトリウム(塩分)を排出し、血圧を下げる働きがあります。

タンパク質にもナトリウムを排出作用があるので、鰆はカリウムとタンパク質で2重効果が期待できるのです。

他に鰆は不飽和脂肪酸のEPA・DHAも豊富に含まれているので、脳細胞の働きを良くさせて、記憶力アップ効果に期待できるのです。もの忘れの私には大切な栄養です!

肉料理の作りやすさや、料理の種類の多さ、コストパフォーマンスから考えてどうしても肉食に偏りがちになります。魚中心の食習慣を心がけたいのですが、なかなか難しいもんですよねぇ。

でもせっかくそろそろ旬を迎える鰆の栄養を知ったのだから、春にかけては鰆料理を色々試してみよう~と思います。

鰆を使ったレシピはこちら↓です
鰆の白味噌照り焼きのレシピ