夏の冷え性に効く意外な飲み物。
それはなんと、麦茶なんです。

あまりに身近過ぎて、しかも昔から麦茶は体を冷やすと聞いていたので意外でしたが、最近の研究で分かってきたことだそうです。
今朝の”あさイチ“で紹介されていました。

他にも、意外に知らない美味しい麦茶の入れ方や、冷えに効く成分をより増やす方法など役に立つ情報満載さっだのでまとめておきたいと思います。

意外に知らない美味し~い麦茶の入れ方

普段、家で何気なく入れているで麦茶って美味しいですか?
見た目の色、そうめんのつゆと間違えてしまいそうな色してませんか?
香りもなく、苦味や雑味を感じる麦茶になってませんか?
ちょうどこんな感じ↓
夏の冷え対策方法・麦茶の栄養価(あさイチより)
ありがちですよね。

でも本当に美味しい麦茶って透明感があって、色は薄く、飲んだ瞬間フワ~っと麦の香りが広がるんだそうです。
夏の冷え対策方法・麦茶の栄養価(あさイチより)
特に意識したことないけど、毎日飲むんだったらどうせなら美味しく香りのある麦茶を飲みたいものですよね。。。
そんな意外にしらない正しい麦茶の入れ方です。

《香ばしくて美味しい麦茶の入れ方》

●2つのポイント
1:麦茶は粒で入れる!
市販の麦茶のティーバッグの多くは、早く抽出できるように粒が砕かれているのだそうです。
安くてお手軽に入れれ分、雑味も出やすく、香りも飛びやすいのがデメリット。
夏の冷え対策方法・麦茶の栄養価(あさイチより)

なので本当に美味しい麦茶を入れるには”粒”の麦茶を選びます。
より香ばしく美味しい麦茶になります。
夏の冷え対策方法・麦茶の栄養価(あさイチより)

2:入れ方のコツをおさえる!
大きなポイントは、麦茶は煮込まないこと。
沸騰した湯に麦茶のティーバッグを入れたら火を止めて30分放置した後、ティーバッグはすぐに取り出しておく!
これだけです。

●材料

  • 水…1リットル
  • 麦茶(粒)大さじ山盛り6杯(30g)

※麦茶はティーバッグに入れますが、ティーバッグにパンパンに詰めてしまうと、水を吸った時に破裂してしまうので、半分程の量づつに分けて入れるようにします。
夏の冷え対策方法・麦茶の栄養価(あさイチより)

●手順

  1. やかんにお湯を沸かします。
  2. 沸騰したら、ティーバッグを入れて、香りが逃げないように蓋をし、火を止めます。→30分放置
  3. 30分したら、ティーバッグを取り出して、ポットに移し替えて、冷ましたら出来上がり!

30分放置することで、麦の甘みや美味しさが出ながら、苦味や渋みが抑えられて、なおかつ香りの高い麦茶になります。

注意したいのは、ティーバッグは入れっぱなしにしないこと。苦味やエグミが出てしまって、色も濃く、濁ったようになってしまいます。

麦茶のココが実はすごかったんです

麦茶の大きな特徴は他のお茶に比べて、カフェインやタンニンといった刺激物質を含んでいないこと。

なので、小さい幼児も、妊婦さんも、みんなが安心して飲むことができます。
さらに他のお茶よりも“シュウ酸”も少ないのだそうです。
※シュウ酸とはここで説明しているシュウ酸と同じです。

シュウ酸とは…
尿路結石を予防したいって人にオススメなのも麦茶です。

他にも近年麦茶の成分や健康効果についていろいろな研究結果が発表されているそうです。

ある研究論文では、麦茶には5種類以上の抗酸化物質が含まれていて、ガンを引き起こす活性酸素を除去する働きがあるという結果が出たそうです。
さらに、麦茶には胃の粘膜を保護する働きがあるという結果もあるそうです。

そして最近新しく分かったのが、『冷え』にも効果的だということ。

麦茶の冷え改善効果って?

なんと麦茶を飲むと末梢の血流が良くなるのだそうです。
なので手先や足先が冷えにくくなることも分かったそうです。
“あさイチ”での実験でもこんな結果に!

《実験》
15人の健康な人たちに対して、2日間麦茶の冷え改善の効果を実験!
1日は常温の麦茶を飲み、もう1日は常温の水を飲み、
同じ環境の室温25度で、素足で90分いた場合の、血流量と表面温度を測定するという実験です。

≪血流量の変化≫
下の図のように、水を飲んだ時は時間の経過と共に血流量が低下したのに対して、麦茶を飲んだ時は、血流量の低下を抑えることができたんだそうです。
夏の冷え対策方法・麦茶の栄養価(あさイチより)

≪表面温度の変化≫
始めは全体的に赤みがあった足が、水を飲んだ90分後にはつま先は冷えて青く、ほとんど写らなくなってしまいました。
一方麦茶を飲んだ90分後は、指先までハッキリと映る状態が保たれました。
夏の冷え対策方法・麦茶の栄養価(あさイチより)
これで麦茶は「冷え」を抑えることができるってことがわかりまたよね!

麦茶の何が冷え性に効いてるの?

麦茶に含まれている“ピラジン”という香り成分が冷え性対策に効果的だそうです。

ピラジンは大麦を焙煎する時の熱で、アミノ酸と糖が反応して生じる成分のこと。
抹消の血管を広げて、血流量を増加させてくれるという嬉しい働きをします。

香ばしい香りが体を温めてくれるんだそうですよ!

そんなピラジンは入れたて麦茶の温かい時に多く含まれているようです。

《オススメ!暖かい麦茶の美味しい飲み方》
夏の冷え対策方法・麦茶の栄養価(あさイチより)

温かい麦茶の美味しい飲み方は”麦茶オレ”!
温かい麦茶と温かい牛乳をを半々入れて、お好みで蜂蜜や砂糖を入れて飲むと美味しいそうです。

ピラジンは増やすことができる?!

なんと冷え性に効くピラジンは増やすことができるんだそうです。
その方法はとっても簡単!フライパンで乾煎りするだけ!
これだけでピラジンを増やすことができるので、血流がより良くなって、冷えを改善できると言うのです。

《手順》

  1. フライパンを強火で温めます。
  2. フライパンが温まったら、麦茶を入れ、乾煎りします。火加減は弱火。
    焦げないようにフライパンは火から少し離した状態で木べらなどでかき混ぜ、麦を転がしながら炒ります。

最大限にピラジンを増やすには加熱時間がポイント!
加熱時間は2分、カラッと炒ります。

《麦の乾煎り時間とピラジン増加の関係》
下の表のように2分を境目にピラジンは減ってしまうそうです。

なので、煎る時間は2分!これが大切!
夏の冷え対策方法・麦茶の栄養価(あさイチより)
※ピラジンは加熱で増えていく成分だけど、揮発性も高い成分なのです。

なので加熱をしすぎると飛んでいってしまいます。その程よい加減が2分ってことです。
2分以上加熱をすると、ピラジンが減るだけでなく焦げ臭もしてくるので台無しになるので要注意!

そして、乾煎りした麦で入れた麦茶は、普通の麦茶よりも、飲んだ時に鼻に抜ける風味がアップしてより香ばしい麦茶になるそうです。


麦茶のピラジンは揮発性がとても高いので、麦茶は開封したらなるべく早いうちに使い切ることが大切だそうですよ。
さらに麦はお茶にするよりも丸ごと食べた方が食物繊維も摂れるのでお得だそうです。
レシピはこちら→あさイチ「麦茶のアレンジレシピ」