土鍋を鍋料理にしか使わないなんてもったいないんです!
ってことで、土鍋にはこんなスゴイところがあるんだよーってことをまとめていってます。
前回は、土鍋の持つ保温力をうまく利用したワザについて書きました。
今回は、鍋を熱すると発する遠赤外線効果を利用する調理法です。
土鍋の遠赤外線パワーで蒸し芋が美味しくなる!
土鍋はフタを含めて全部粘土でできています。
その粘土と、コーティングしてある釉薬も含めて、加熱すると遠赤外線を発するそうです。
金属製の鍋と比べると、遠赤外線量が多いのが分かります。
この遠赤外線がサツマイモをとても美味しく蒸してくれるんです。
「蒸す」と言っても、遠赤外線効果で、通常の蒸し料理のように水滴が付いている状態ではなく、表面はカリッとホクホクに焼いたような状態に仕上がるんです。
そして中はサツマイモ甘みが引き出され、美味しく仕上がるのです。
《土鍋のチカラ4:遠赤外線効果で野菜の甘みを引き出す!》
土鍋はフタからも遠赤外線がでます。
遠赤外線はサツマイモ(食材)の表面にだけ強い熱を加えます。
なので、サツマイモの表面は焼いたような効果が生まれます。
そして、その強い熱は内部にゆっくりと優しく伝わって、中まで火が通ることになります。
これで、普通に蒸かしたサツマイモとはまた違う美味しさ、甘さのあるサツマイモに仕上がるんです。
土鍋の遠赤外線を上手に活用!土鍋でホクホク蒸し野菜
土鍋の遠赤外線をうまく利用して蒸し野菜をすると、野菜の甘みが増します。
その方法は、野菜の並べ方にありました!
例えば下の蒸し野菜の材料を土鍋に入れる時、順番がポイントになるそうです。
一番のポイントは”かぼちゃ”です。
“かぼちゃ”は一番上に乗せると、直接遠赤外線に当たって、サツマイモと同じ効果で甘みが増すんだそうです。
逆に一番下に置いてしまうと、遠赤外線は水は通らないので、遠赤外線効果は得られません。
他の野菜の中に入れてしまうと遠赤外線が届かないので、甘みが増しませんし、火が通りにくく芯が残ってしまうことがあるようです。
土鍋で蒸し野菜の作り方
材料
- かぼちゃ・・・4分の1
- 白菜・・・4分の1
- パプリカ・・・2分の1
- ブロッコリー・・・2分の1
- しめじ・・・1パック
- 豚肉薄切り・・・150グラム程度
作り方の手順
- 土鍋に水100ミリリットルを入れる。
- かぼちゃ以外の野菜を層状に土鍋に入れていく。
- いちばん上にかぼちゃを置いて火にかける。
- 強火で温め、沸騰したら弱火にして2分、そのあと火を止めて5分蒸らしたら完成!